日常生活・産業分野でのモータ使用例を紹介

電気エネルギーを動力に変換するモータは、私たちの生活になくてはならない便利な機器です。しかしながら、どのような用途に用いられているのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

モータが使用されている製品は、家庭用・産業用に多く存在します。モータの様々な用途を知れば、設備の改善や業務効率化を図れるかもしれません。

本記事では、モータの役割を説明した上で、日常生活や産業分野での使用例を紹介します。

モータの役割

モータは、電気エネルギーを動力へと変換する機器です。コイルに電流を流すと磁力が発生し、永久磁石との作用で回転が生まれます。

また、モータは構造がシンプルなことから、小型化が可能です。そのため、スマートフォンや小型の医療機器など、コンパクトな製品に組み込むことが可能です。

日常生活でモータが使われているもの

内部にモータが組み込まれた製品は、私たちの身近にたくさんあります。ここでは、その中でも特に代表的なものを３種類紹介します。

①洗濯機や冷蔵庫、オーディオ機器等の家電製品

モータが使われている身近な例として、家電製品が挙げられます。洗濯機や冷蔵庫のコンプレッサ等は、モータで駆動しています。

また、CDやDVDを再生する音響・映像機器で、ディスクが回転するのも、モータの回転によるものです。

②自動販売機やプリンターなどの電子機器

街中で見かける自動販売機にも、モータが内蔵されています。機械の中で稼働するモータは、紙幣や硬貨の処理や、商品の搬送に使われています。

また、インクジェットプリンタやレーザープリンタ等の事務機器にも、モータの存在が不可欠です。

③自動車や鉄道などの乗り物

自動車や鉄道等の乗り物の各種機能にも、モータが使用されています。

ヘッドライト・ドアミラー・パワーシート・パーキングブレーキなど、様々な自動車電装機器に小型モータが組み込まれています。電動化に伴い、自動車の小型モータ搭載数は、今後も増え続けることが予想されます。

産業分野でモータが使われているもの

モータは、産業分野の様々な専門機器にも使用されています。いずれも、業務の効率化や高品質なサービスの提供に役立ちます。

①FA分野の工場用製品

工場の自動化を図るFA（ファクトリーオートメーション）の分野では、様々な場面でモータが活躍しています。FAの主な対象は、加工、組み立て、マテリアルハンドリング、管理の4つの分野です。

具体的には、工場作業用ロボットや、製品を運ぶベルトコンベアの駆動部に、モータが搭載されています。

②CTスキャナや透析装置などの医療機器

透析装置のポンプやCTスキャナの冷却装置など、多くの医療機器にモータが使用されています。

静かな環境が求められる医療機関では、減速機（ギヤ）から生じる摩擦音が安静や休息を妨げるおそれがあります。そのような場面では、高速回転下での静音性と低振動性に優れたマブチモーターの『​​​​​​​医療機器用IN/ISシリーズ』がおすすめです。

外科手術用機器や輸液ポンプ等の投薬機器をはじめとする、国内外の様々な医療機器に当社のモータが搭載されております。

③工場搬送機などのAGV

AGV（無人搬送車）にも、モータは欠かせません。重量物を積載し運搬するAGVは、工場や倉庫で働く人の負担を軽減します。

マブチモーターでは、AGVやAMR等の自律移動ロボットに適した、『MSシリーズ』を提供しています。サイズが小型なため、AGVに使用すれば、車両の下部にバッテリー用のスペースを確保しやすく、車体の全高を抑えられるメリットがあります。

まとめ

この記事では、モータが使われているものについて以下を解説しました。

• モータの役割
• 日常生活でモータが使われているもの
• 専門分野でモータが使われているもの

モータは日常生活や産業分野で使われる、数多くの製品に組み込まれています。現代において、モータの恩恵を受けずに暮らすのは不可能だと言っても、過言ではありません。

マブチモーターのブラシレスモータは、小型ながらもパワーがあり、エネルギー効率にも優れています。購入の際は担当者がサポートいたしますので、初めて購入される方でも安心してご利用いただけます。

弊社の製品にご興味のある方は、お気軽にお問い合せください。

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